日本食はネパール人に受け入れてもらえるのか!?

【お知らせとお願い】 ヘキカキカク2015 in NEPAL

 

4月1〜15日にネパールのカトマンズにて、旅する壁画プロジェクト:ヘキカキカク を開催します!
それに伴い、現在クラウドファンディングに挑戦中

ヘキカキカクってなに?ってことや、いろんな想いなどが書いてあるので、一度見てみてください↓↓(画像クリック!)

ヘキカキカクnepal2

 

※現地でのお手伝いも募集中です♡ → 色塗りボランティア募集

 

 

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タイトル通り、日本食はネパール人に受け入れてもらえるのか!?の話。
結果から言いましょう。

 

 

あまり受け入れてもらえないと思います(´∀`;)

 

 

ネパールのごはんは基本激辛、スパイシー
チリやクミン、ターメリックなどのパウダースパイスを使うだけでなく、野菜スティックを食べるみたいにチリにかぶりついたりしています。
本当、恐ろしいです( ̄Д ̄;)

 

私は舌が慣れてきたのであんまり感じませんでしたが...
インドからやってきた日本人がネパール式定食ダルバード(豆カレーライス)を食べたところ、インドよりも激辛で死にそうだと言っていました。笑
インドよりネパールの方が辛いみたいです。
(私的にはメキシコの方が辛い、っていうかあの国はチリの量がおかしい。)

 

で、日本食にも七味唐辛子やワサビなど辛い(?)スパイスはありますが、だし・醤油・砂糖ベースの甘めな食べ物が多いと思ってます。
例えば、国民的家庭料理”肉じゃが”とか。

 

そんな”肉じゃが”ですが、実はわたし、この家に来てから3日目くらいに作ってみていたんです。
お醤油と白だしをもっていたし、食材はあったし、これはいけるなぁと思ってコトコト煮物。
ついでにだしベースのお汁で”肉味噌を乗っけたうどん”も。
両方とも失敗のしようがない料理なので、もちろん私的には美味くできました(o^∇^o)

 

 

・・・でもね、みんなの苦笑いっぷりといったらもう(´∀`;)

 

 

大人は美味しいよと言ってくれましたが、子どもは食べられなかったらしく、お汁のついたうどんを洗浄。笑
ネパールの家族には受け入れられなかったようです。
(オランダの家族は喜んでくれたんだけどね!よかった!!)

 

 

 

そして本日、そんな苦い思い出があるのに家族が私に一言。
「日本食作って!!」

 

ええ〜(-.-)=3 と思いながらもせっかくの申し出だから断りたくないし...
と思ってつくりました、ピザ☆
ご存知の通り、ピザはイタリア発祥の食べ物ですが、みんなが食べられるものを作りたいので日本食は作りません(´υ`)
だけどまさかのピザでも問題が発生したんですよね。

 

 

ネパールではチーズがメジャーではないんです!!(゚ロ゚)

 

 

乳製品といえば”ダヒ”と呼ばれるヨーグルト”ギー”と呼ばれるバターがあるのですが、どうもチーズはマイナーらしく。
この家の住人サヌママは「チーズを見たことがない」と言っていました。
近い親戚にチーズ大国出身のオランダ人がいるのに!
そしてあんなに美味しいのに!
(ちなみにネパールは内陸&水族館がないので、海の魚・軟体動物類(タコやイカ)は見たことがないらしいです。)

 

 

 

そんなわけで、ピザを作ると言ってしまったので、まずはチーズ探しです。
たかがチーズですが、近くには売っていないので、30分歩きました。
そして冷凍されたチーズを200g150ルピー(180円)でゲット、高い!
(しかも1種類しかないらしい。)

 

また、他の材料集めでも苦労しました。
日本のように超充実したスーパーがあれば早いのですが、そんなものはなく。
ツナ缶やベーキングパウダー、ドライイーストなんて、どこを探してもありません。(もちろんピザ生地ミックス粉もね)
3,4件訪ね歩いて、やっとこさトマト缶、小麦粉をゲットできました。

 

その代わり、種類こそ少ないですが野菜はどこでも激安で売っています。
なす3つ、ピーマン4つ、にんにく1つで30ルピー(36円)。

 

よし、これでなんちゃってピザはできる(o^∇^o)
・・・と思ったら、もうひとつ問題発生。

 

 

オーブンがない!!(゚ロ゚)

 

 

電子レンジや冷蔵庫があるので割と先進的なお宅ではあるのですが、オーブンや洗濯機などはありません。
なので、朝食の食パンはフライパンで焦げ目をつけているし、洗濯は井戸の水を汲みながら洗っています。

 

ピザはチーズがとろっと溶けているのが美味しいんだよね...
というわけで、フライパンで代用です。
トッピングの野菜は事前に火を通しておき、ピザソースも十分煮ておきます。
その上で、ピザ生地を両面焼いてから、ソース・トッピング・チーズを乗っけて、弱火にかけながら蓋をすること3分。

 

 

チーズが溶けたぁ\(^o^)/♪

 

 

ひたすら作ることに徹していたので写真がないのですが、とっても美味しくいただけました。
みんなも喜んでくれたし、本当に良かった!!
ちなみに、日本では嫌いな人も多いパイナップルのトッピング、こちらでは大好評です。
(本当は肉味噌ピザを作ろうと思ったんだけど、やめてよかった。笑)

 

 

 

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さて、なんでこの話を書いたかというと、材料集めの苦労話をしたかったわけではなくて...
日本人が思っているほど、日本の常識は通用しないって話。

 

っていうのもね。
クックパッドで調べた材料が何一つ売っていないこともそうだけど...
缶詰が埃をかぶって売っているのは当たり前だし、肉は冷蔵なんてされてないし。
また、日本食といえば、寿司・天ぷらあたりが当たり前だと思っていたけど、ネパールでは「なにそれ?」って言われるし。
日本語学校の生徒さんでさえも、日本の文化はなにも知らないし。←それはそれで問題なのですが

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↑ そもそも日本語学校に貼ってある”着物”の写真が色っぽすぎる笑

 

 

情報集めとかで世界一周ブログとか読んでいたし、日本で放送されている「日本の素晴らしさ」を伝える番組も大好きなんだけど...思っているほど、世界は日本に興味がないと思うんです。
たまたま読んだ以下の記事、部分部分で賛同するところが多いので貼っておきます。

 

世界二周した俺が日本が世界から尊敬されない理由3つ答える(ソース:ちゃんねるライン)

 

 

私は着物やお茶、折り紙など日本独特の文化は大好きなので、機会があれば積極的に話をして広めています。
そして、日本人の過去の栄光を褒めてくれる人がいたら「それは先人が成したことで素晴らしいことではあるけど、これからの成長の方が大事だと思っている」と言うようにしています。
技術力しかり、おもてなしの心だとか、謙虚さだとか、そういう国民性も、過去の先人たちが作り上げてくれた素晴らしい産物だと思うからです。

 

 

今の日本人はどうでしょう??
過去の偉業にすがりついているだけのような気がするんです。たまに。

 

日本人の謙虚なイメージが世界に定着しているから何しても大丈夫だと思っている人を結構たくさん見かけます。
でも、さっきも言いましたが、日本のことをそこまで知らないので、何しても大丈夫ではないです。
(むしろ日本は中国の一部みたいな見方をされることもしばしば。笑)

 

 

日本が日本っぽく世界に通用するようになること。
自分の課題です。
(また何が言いたいのかわからなくなっちゃったので、もう終わりにしちゃいます。)

 

 

 

【ネパール:チトワン情報 2015/3/17】

天気:晴れ
気温:24℃
服装:ゆるパン
+α:起承転結がなっていないなぁ。そしてシリアスな話にはしたくなかったのになぁ。あああ。

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