チトワン回想記 【お知らせとお願い】 ヘキカキカク2015 in NEPAL 4月1〜15日にネパールのカトマンズにて、旅する壁画プロジェクト:ヘキカキカク を開催します! それに伴い、現在クラウドファンディングに挑戦中。 ヘキカキカクってなに?ってことや、いろんな想いなどが書いてあるので、一度見てみてください↓↓(画像クリック!) ※現地でのお手伝いも募集中です♡ → 色塗りボランティア募集 *************************************************** 日本語学校は昨日まで、ホームステイは今日まで。 今朝、ステイ先のファミリーとお別れをしました。 といっても2週間後にまた来るので、あんまりしんみりしなかったけどね(´υ`) そんなわけで、チトワン9:15発のバスに乗ったのですが、移動時間6時間の中で色々と回想したので、色々とメモっておこうと思います。 (ちなみに6時間のツーリストバスの値段は600円、激安ぅ♡) ↑ サンクスプレゼント手作り巾着とお菓子の詰め合わせ! 過去に留学会社を通してオーストラリアで5週間、知人の伝を辿ってグアテマラで3週間、パラグアイで4日間、ホームステイを経験しました。 いずれも、自分がお金を払って、自分が学びたいもののためにステイさせてもらった感じ。 もちろんあたたかいファミリーたちだったのですが、やっぱりビジネス感がちょっとありました。 そしてファミリーと言いつつも、やっぱり私はどこか「ゲスト」でした。 で、今回ネパールのチトワンにて、約1ヶ月現地に住むファミリーとの生活。 これも友人の紹介ですが、あくまで日本語学校の先生をするために現地のステイ先へ「招待します」というスタンスでした。 (はじめ、友人の友人のお家だったので、ガチで無料招待されているのかと思ったけど、日本語学校からちゃんとお金が支払われているようでした。後から知った話。) で、もちろんファミリーたちにとっては私がステイすることでお金が得られるのでビジネスではあったのでしょうが、ここの家族はいい意味で異常。 はじめっから最後まで、一度たりとも「ゲスト」として扱われませんでしたww もちろん私は外国人だし、いつもは居ない人だし、血の繋がったファミリーではないんだけど... お皿洗いやちょっとこれを持って行って〜みたいな頼まれごとはもちろんたくさん、会話だっていつでもファミリーの輪の中。 ファミリー内のゴタゴタや個人個人の悩みなんかも、割と腹を割って話した気がします。 (むしろファミリーであるはずの友人サントスが輪の中にいなかった...これはこれで心配。笑) ネパールに、帰る場所ができた感じがして、本当に嬉しいです(´υ`) (ついでに、私が結婚したらファミリーの一員となる旦那さんを連れて行って紹介しないといけないらしい笑) そんなあたたかいファミリーとの生活、未知なる土地チトワンでの生活、日本語学校での生活を通して、学んだことは3つ。 月並みで申しわけありませんが... お金・時間・地域との関わり方です。 (1)お金について ずっと前から、お金については悩んでいました。 資金が足りないとか、そういう話ではなくて... 極端に言えば、なんでお金ってものが存在するのかよくわからなかったんです。 もちろん、野菜を手に入れるのに、農業での手間暇や初期コストを見積もって、お金を渡すってことは理解できます。表面上。 でももし例えば、自分の趣味で野菜を作ってて、誰かにも味わって欲しいって思っていたらどうなんでしょう? 野菜をもらう人もあげる人も、お互いWINでHAPPYなのだから、お金って不要じゃないですか。 私が仕事をするとしたら、自分がしたいことをしてあげたい相手にするわけだから、相手はもちろん、私だって損はしないしWINなはず。 私だってHAPPYだから、お金なんていらない、もらえない。 つまり、お金の発生のしようがないんです。 もっと言えば、無機質な紙幣や硬貨を交換することに意味がないと思っていたんです。 でも、わかったことがあります。 これだと、してもらった相手は十分HAPPYじゃないかもしれないってことです。 モノやサービスを提供する側は、自分のHAPPYをおすそ分けした感じだからHAPPYで当たり前なのですが。 提供された側は、そのもらったHAPPYを「ありがとうの言葉」だけじゃなくて、もっとなんかお返しをしたくなるんです。 「お手伝いをしよう」とか「モノを作ってあげよう」とかを含め、相手の生活(人生)が豊かになる何かしらのお返しをしたくなる。 そのお返しの、やり場のない感謝を表す方法の一つが「お金を払うこと」なんじゃないかなぁって思ったのです。 例えば、ファミリーのアニータにフェイシャルマッサージをしてもらった時。 彼女には「ミクはファミリーだからお金はいらないよ」って言われました。 でも、本当に気持ち良かったし、掛けてくれる言葉が優しくて嬉しかったし、何よりも彼女に施術してもらったことで私の1日はHAPPYになったし。 彼女に何としてでもその感謝を伝えたくて、伝えきれなくて、お金を払わせて欲しいと頼みました。 それで彼女がHAPPYになったかわからないけど、わたし的にはやり場のない感謝を表すことができて、さらに嬉しかった。 お金を払うことが、とっても嬉しかったんです。 無機質で汚くて嫌なものと思っていたお金ですが、実は有機質であたたかくて幸せを与えうるものだとわかった瞬間でした。 まぁそんなドリーミーに書かなくても、お金がなんで存在するのか、ちょっと理解できたかもしれないって話です(´υ`) (2)時間について 1年前、旅に出る前の話。 隣の芝がとっても青く見える人だったので、「成功者の朝の習慣10選」「20代のうちにしておくべき20のこと」のようなタイトルのネット記事(RSS)や自己啓発本を読み漁っていました。 さらに、近況や感情がうかがえるFacebookとかは割と好き。 みんなはどうしていて、自分の未来を豊かにするため今何をすべきで... それを自分で考えるんじゃなくて誰かに教えてもらいたくて、1日数分〜数時間割いて、ネット記事を読んだりしていました。 で、そのネット記事や自己啓発本によれば「成功者はベッドルームにスマホを持ち込まない」し、「1日数時間オフラインでいることは必要だ」し、「20代ではネットではなく読書をすべきだ」し。 オフラインでいることをオススメしています。 でも実はそのネット閲覧癖は抜けなくて、朝起きてすぐFacebookを開いたり、SmartNewsを起動させたり、なにかとオンライン状態です。 (そのくせ返信は面倒だから怠るんだけどね、ごめんねforフレンズ笑) ネット記事でオススメされている通り、愛すべきiPhoneを触っちゃダメ!と自分に言い聞かせながら、後ろ髪引かれながら、断捨離ならぬ断Wifiにトライすることも多々あります。 ・・・でもね、なんかそれって違うかもって思ったんです。 時間は自由、自分のもの。 iPhoneをいじろうが、編み物をしようが、おしゃべりをしようが、読書をしようが、自分が満足ならそれでいいと思ったんです。 成功者がなんだかわからないし、20代の過ごし方は人それぞれだし、その人生の考え方は今の議論ではなくてですね。 自分が使う時間に対して、後ろ髪を引かれる思いはしなくてよくて、何をしようがもっと素直に楽しむべきだなぁと思ったんです。 もっとシンプル(?)に例えてみると... 休日の昼間、掃除をしている最中、寝転がっている旦那を「ジャマ!」と怒るシーンをTVでよく見かけますが。 旦那さまも旦那さまで自分の自由な時間を楽しんでいる、有意義な時間なのかもしれないし、そっとしておいてあげてもいいんじゃないかなぁと思うんです。 (まぁ、この話は物理的にもジャマなので、お互いの譲歩が必要ではあると思うんだけどね。) でも一つ、時間についてタブーがあります。 それは、時間泥棒をすること。 他人の時間だけは奪っちゃダメだと痛感しました。 例えば、日本語学校に来る生徒、確実に遅刻してきます。 これは、時間通り予定して動いていた相手に対して、本当に失礼です。 ネパール人はその辺を本当にわかっていない。時間は有限で価値があると思っていない。 私もデートの時(本当にお腹が痛いときもあるけど)毎回「お腹が痛いと言って」ほぼ確実に遅刻します。 ・・・よくないなぁと反省したのでした。笑 (と思う反面、相手も予測してくれるようになったので、10分くらいいっかぁと思っちゃうこともある。よくないんだけどね!) (3)地域について 私は東京生まれ...ではなくて埼玉なんですけど。 いうても大都会の隣なので、街にはたくさんの人が住んでいます。 地元だけど、行きつけのお店があるわけでもないし、気軽におしゃべりする人がいるわけでもないし。 家を訪ねてくる人もいないし、朝晩寝るために帰ってくる場所なので友達とも会わないし。 まぁ、それはそれで都会っぽい、日本っぽい、現代っぽい”住み方”で私は好きです。 でも、チトワンは小さな町。 みんながみんな友達ではないけど、顔を見ればどこのうちの人か分かっちゃうような感じです。 そんな外国人もいないローカルな町に1ヶ月、日本人が住んでいるとですね。 まぁみんな興味深々なわけですよ。 毎朝ただ学校に行くために歩いているだけで、舐めるように見られるんです。 最初はこれが本当に嫌だった。 でも、やっぱり地域に馴染みたくて、舐めるように見られるだけで終わりにしたくなくて。 ネパールの言葉を覚えて話したり、小さな商店でお買い物をして話したり、用もないけど挨拶をしてみたり、とにかく自分からコミュニケーションをとってみたんです。 そしたらね、徐々に毎日歩く道で知り合いが増えて、舐めるように見られる代わりに「ミクおはよう!」と声をかけられるようになって。 歩くのが楽しくなったんです。 それで、もっともっと話したくて言葉を覚えたくなって、ネパール語を頑張る意欲にも繋がって。 地域とコミュニケーションをとるだけで、こんなにも散歩が、通勤が、勉強が、生活が楽しくなるのか!と驚きました。 でもまぁ所詮1ヶ月。 しかも英語が話せるファミリーだったので、甘えが出てネパール語はあんまり上達しませんでした(´∀`;) だから、コミュニケーションと言っても、話しているだけだと話が途切れます。 でもね、話が途切れても大事なのは、言語力じゃなくて笑顔。 一生懸命、ニコニコしながら喋るだけで、会話じゃない会話がとっても楽しくなるんです。 (特に私はネパールでは幸福の印”えくぼ”があるから、相手にとっても喜んでもらえました。) 誰にでも愛想を振りまくのは八方美人なだけじゃなく、海外ではとっても危険なことなので、笑顔と真面目な顔の切り替えは重要です。 けど基本的には、ジロジロ舐めるように見る人もいい人が多い。 敵対視じゃなくて、ただ興味を持っているだけで、みんな話したがっていたみたいです。 相手の見極めは難しいですが... 言葉と笑顔をもって積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢こそが、毎日を楽しくするコツなのかもしれないなぁと思いました。 そんなわけで、1ヶ月間。 色々と考えを巡らせながら有意義に過ごせたと思っています。 いい経験ができたなぁと。 たぶん、日本に帰ったらこう考えていたことを忘れちゃうと思うのでメモしましたが。 日本では日本の過ごし方や考え方があると思うので、そう固く考えずに、想いと思い出の一つとして記しておくのでした(´υ`) 【ネパール:チトワン情報 2015/3/27】 天気:大雨→晴れ→曇り→小雨 温度:23℃くらい 服装:ゆるパン +α:夕方、富士山ゲストハウスに戻ってきました。宿のみんなで食べに行ったシャトーブリアンのステーキ840円、おいしかったなぁ。←ダイエット中。 投稿ナビゲーション 日本語学校のお別れパーティーカトマンズの日本食屋さん コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 Δ