日本語学校のこと2 昨日は「チトワンにはたくさんの日本語学校があるんですよー」って話だったので、今日は授業のことについて書いてみます。 愚痴ではないんだけど、ここ1年で最も文化の違いを感じているんです、なう。 *************************************************** 日本人学校に来ている生徒さんの年齢や学歴はバラバラですが、だいたい18〜26歳です。 男の子の方が多く、女の子に至っては既婚の子もいます。 で。 日本で学校に通うといえば、常識的には遅刻しないどころか10分前到着が当たり前ですよね。(私はなんとも言えないけどね) 特に大人になってから通うスクールなんかは、時間やお金が限られているということもあって、より意識高くがんばって通うはず。 でもね。 ネパールは違うんです。 ちょっと理解しがたい七不思議があるので、ご紹介いたします。 不思議1:毎日クラスが1つしかない 私の勤務時間は10〜15時。 ネパールは10時と20時の1日2食の食事文化なので、お昼休みというものはなく、5時間働くはずなんです。 で、1クラスが1時間なので、単純計算で5クラスあるはず・・・ なのにもかかわらず、働き始めてここ3日、毎日1クラスしかないという謎。 その理由は以下記載。 不思議2:雨の日はお休み これ、本当に意味わからないんですが...ネパールの学校は雨が降ったらお休みです。 というか・・・雨が降ったらほぼ全員自主休講です。 日本語学校のように特殊な感じのする学校でさえ、みんな自主的に休講にします。 小学校時代からの名残らしく、雨が降ったら家で何もせずのんびり過ごすのだという謎。 不思議3:授業開始時刻に誰もいない 今朝はイレギュラーで朝7時からの授業だったんですね。 日本人らしく5分前に着いたのですが、まず学校のシャッターが開いておらず。 まぁ、5分前だしと思って、勝手にシャッターを開けて待っていたんです。 結果、もう一人の先生は10:10着、校長先生は10:15着、生徒は・・・来ませんでした。笑 8時からの授業も案の定遅れ8:15にスタート、でも終わる時間は決まっているので、授業時間45分。 自分で自分の有益になるかもしれない時間を縮めてしまうという謎。 不思議4:授業中にチャイをいただける 日本語学校では教室に入るとき、「はいってもいいデスカせんせい〜」と声をかけるのがルール。 いくら真剣に教えていても、その一言をかけられたら返事をします。 (良いと言わなくても入ってくるけど、まぁそれはご愛嬌ですね。笑) で、同じノリで声をかけられて遅刻してきた生徒さんかなぁと思いきや、結構な確率でチャイが運ばれてきます。 ちなみに、指定の時間に生徒さんが来ないと判断した時は、階下のカフェでのんびりお茶タイムです。 チャイは好きだしうれしいのですが、日本じゃなかなか見れない光景だという謎。 不思議5:授業内容はフリー これ、私にとってはラッキーこの上ないのですが、マニュアルというものが存在しないらしいです。 この学校には私を含め3人の先生がいて、みんな自分で考えて好きなように教えています。 (といっても私は補佐的な役割なのでクラスは持っていないんだけど、まるまる1授業分を受け持つことがしばしば。) 個別塾のように1対1ならまだわかるんだけど、レベルも勉強歴もバラバラな3〜8人を相手に教えることになると、割と大変。 っていうか私の場合、そもそも日本語の何がわからないのかわからないので、研究から始めました。 しかし... 「あぁ、(難しく考えずに)適当にやって〜^^」と校長先生からアドバイスされるという謎。 不思議6:自主的に勉強をしない人が多すぎる これは日本でも同じなんですけどね。まだ子供だったらわかるんですけどね。 宿題をやってこない人。 昨日も一昨日も教えたことが頭に入っていない人。(ex.だれと住んでいますか?の意味がわからない、など) あわよくば、教えてもらったことの幅を広げて学ぼうとする人がいなさすぎる!!! みんな、日本語には人それぞれの言い方があるってことはわかっているんです。(ネパール語も言い回し多数!) 例えば、だれと住んでいますか・どなたと住んでいますか、などなど。 で、そういう言い回しの幅を広げるために私は呼ばれているので、ネットで調べ思いつく限り、いろんな言い方を教えています。 (ビザ取得時にある面接の練習のために呼ばれているんです、わたし。) 日本語が難しいのはよくわかっているし、私だってネパール語で言い回しのことを聞かれてもわからないですが。 1日が日本語学校1時間+自主勉強のために使えるのであれば! 6ヶ月も勉強しているのであれば!! もうちょっと理解できてもいいでしょ〜(‵□′)#って思う人がたくさんすぎです!! (もちろん、努力・才能で素晴らしい人もいます!) まぁ、アツくならない方がネパールスタイルに合うだろうと思うので、そんなに熱心には言いませんけどね。 受験勉強と同じくらい、みんなの将来がかかっていることだと思うので、ついアツくなっちゃうんですよね。 ひとまず、これ以上の愚痴はよくないよくないよくない。 そんなわけで、もうちょっと勉強したらいいのにと思ってしまうくらい勉強しないという謎。 不思議7:それなのに居心地がいい ←大事 上記のように思うことを色々と書きましたが、居心地はめっちゃいいんです。笑 ネパール人みんなそうだけど、常に笑顔だし、笑いが絶えないし、話も絶えなくて面白い。 先生たちも生徒さんたちも、ほんといい人が多い! 今回も人に恵まれるという、素敵な謎(´υ`) 【ネパール:チトワン情報 2015/3/3】 天気:晴れ(晴れたからみんな来たよ笑) 気温:23℃くらい 服装:ワンピース +α:ネパールの謎はまだまだありますが、思いつき次第また書きます。なんだかんだ言っても、本当に素敵な国。 投稿ナビゲーション 日本語学校のこと1ネパールドレス♪ コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 Δ